一等無人航空機操縦士 学科試験の内容|計算問題とカテゴリーⅢの出題範囲を解説

一等無人航空機操縦士の学科試験を解説する記事のアイキャッチ画像。資格証のアイコンとパイロットくんのイラスト、「ドローン国家資格 一等無人航空機操縦士 学科試験を徹底解説」の文字。 教則・法令コラム

※本記事は2026年9月時点の情報にもとづいています。制度は変更される場合があるため、受験の際は必ず指定試験機関・国土交通省の最新情報をご確認ください。

一等無人航空機操縦士の学科試験は、三肢択一式で70問、試験時間は75分です。合格基準は正答率90%程度で、二等には無い「計算問題」と「カテゴリーⅢ飛行のリスク評価」が出題範囲に加わります。この記事では、一等の学科試験について、二等との違いを中心に一次資料から整理します。

一等学科試験の基本データ

一等の学科試験は、次の5項目で構成されています。

項目内容
出題形式三肢択一式
問題数70問
試験時間75分
合格基準正答率90%程度
受験料9,900円(非課税)

学科試験合格の有効期間は2年間です。二等との詳しい数字の比較は、試験の概要で一覧にしています。

二等には無い出題範囲は2つ

指定試験機関の案内によると、一等の出題範囲には、二等には無い項目が2つ加わります。

  1. 飛行性能の基本的な計算:数値を使って飛行の性能を求める計算問題です
  2. カテゴリーⅢ飛行におけるリスク評価:第三者の立入管理をしない飛行のリスクを評価する項目です

そのほかの科目(規則・システム・操縦者及び運航体制・基本的なリスク管理)は、二等と共通しています。

計算問題はどんな内容が出る?

計算問題は、飛行性能に関する数値を求める問題です。対策サイトの整理によると、次の5種類が出題されるとされています。

  • 消費パワー(仕事率)についての計算
  • 旋回半径についての計算
  • 滑空距離についての計算
  • 墜落までの水平距離についての計算
  • フレネルゾーン半径についての計算

このうち旋回半径とフレネルゾーン半径は、国土交通省が公開しているサンプル問題でも同様の計算が扱われており、一次資料でも確認できました。残り3種類は対策サイトの情報にとどまり、この記事の執筆時点では一次資料での確認ができていません。

実際に合格した方のブログでは、計算問題は70問中6問程度で、多くの受験者のつまずきポイントになっていると書かれています。計算式そのものより、公式を覚えているかどうかで差がつきやすい分野のようです。

なお、計算にはCBT試験の画面上に表示される電卓機能を使います。自分の電卓を持ち込むことはできません。

カテゴリーⅢ飛行のリスク評価とは

カテゴリーⅢ飛行とは、第三者の立入管理をせずに飛行させる、リスクの高い飛行区分です。一等の学科試験では、この飛行区分に特有のリスク評価の考え方が問われます。

対策は、当サイトの一等学科試験の練習問題70問(計算問題・カテゴリーⅢ関連の出題を含む)で扱っています。

出題範囲は教則第5版にもとづく4科目

一等・二等とも、出題範囲は教則第5版にもとづく4科目です。

  1. 無人航空機に関する規則:航空法や飛行ルールなど、制度面の知識です
  2. 無人航空機のシステム:機体の構造や飛行の原理を扱います
  3. 無人航空機の操縦者及び運航体制:操縦者に求められる知識や、運航にあたっての体制を扱います
  4. 運航上のリスク管理:気象条件や事故防止など、リスクへの対処を扱います

一等では、この4科目に加えて、計算問題とカテゴリーⅢ飛行のリスク評価が上乗せされる形です。二等の出題範囲は、二等の学科試験の内容で解説しています。

よくある質問

計算問題は何問くらい出る?

合格者のブログによると、70問中6問程度とされています。ただし、この記事の執筆時点では公式な内訳の確認はできていません。

電卓は持ち込める?

持ち込めません。国土交通省のサンプル問題資料によると、CBT試験の画面上に表示される電卓機能を使用します。

二等を経ずに一等から受験できる?

できます。指定試験機関の受験資格ページによると、受験資格は16歳以上であることと、航空法にもとづく受験停止処分を受けていないことの2点だけです。二等の合格を前提条件とする記載はありません。

カテゴリーⅢ飛行のリスク評価は難しい?

計算問題のように公式を覚える分野ではなく、考え方を理解する分野です。当サイトの模擬試験でも出題しているので、出題形式に慣れておくと対策しやすくなります。

まとめ

一等の学科試験は、三肢択一式・70問・75分・合格基準は正答率90%程度です。二等との違いは、計算問題とカテゴリーⅢ飛行のリスク評価が出題範囲に加わる点です。計算問題は数種類のパターンがあり、多くの受験者のつまずきポイントになっています。

対策を始める方は、当サイトの一等模擬試験から選んでください。

出典:無人航空機操縦士試験案内サイト(一般財団法人日本海事協会)学科試験案内(https://ua-remote-pilot-exam.com/guide/written-examination/)、同サイト技能証明試験の種別・手数料案内(https://ua-remote-pilot-exam.com/certificate/)、国土交通省「操縦ライセンス制度学科試験(一等)サンプル問題」(https://www.mlit.go.jp/koku/content/001520518.pdf)、無人航空機の飛行に関する教則 第5版(国土交通省)

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