リバーフィールド古河でドローンを飛ばしたいなら、行き先は「芝生の丘」です。茨城県古河市が無料で開放しているドローン練習場で、渡良瀬川の河川敷に広がるリバーフィールド古河の中にあります。
結論から言うと、利用日の前日までに電話で予約すれば、料金はかかりません。条件は、賠償責任保険に入っている機体であることと、営利目的でないことです。この記事では、予約の方法と当日の流れ、飛ばす前に確認したいルールを、公式情報と実際に行った体験をもとにまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | リバーフィールド古河「芝生の丘」(茨城県古河市)[Googleマップ] |
| 料金 | 無料 |
| 予約 | 利用日の前日までに電話(0280-22-3500) |
| 利用時間 | 9時〜16時 |
| 主な条件 | 賠償責任保険に入っている機体のみ、営利目的は不可 |
| 休館日 | 第2月曜日、年末年始、施設メンテナンスの日など |
| 受付 | エイブルスポーツ交流センター(古河市立崎510-1)[Googleマップ] |
※この記事は2026年時点の情報です。古河市とエイブルスポーツ交流センターの公式情報で確認しました。利用条件は変わることがあるので、予約の電話で最新の条件を確かめてください。
リバーフィールド古河でドローンを飛ばせるのは「芝生の丘」
リバーフィールド古河は、渡良瀬川の河川敷を使った広いスポーツ施設です。サッカー場8面や野球場2面、マレットゴルフ場などが並んでいます。古河市の公式ページでドローン練習場として案内されているのは、この中の「芝生の丘」です。サッカー場や野球場など、ほかのエリアでドローンを飛ばすことはできないと考えてください。
受付と管理をしているのは、隣にあるエイブルスポーツ交流センターです。以前は「古河スポーツ交流センター」という名前でした。古い体験記や市のページには、旧名で書かれていることがあります。
練習場の地面は刈り込まれた芝生で、ゆるやかな起伏があります。以前ここを訪れた人の体験記では、野球場2面分ほどの広さで、端から端まで約230mあるとされています。周りに高い建物がなく、見通しがよいので、機体を目で追いやすい環境です。
予約から飛行までの流れ
利用の流れは、電話予約、当日の受付、練習場への移動の3段階です。順番に説明します。
前日までに電話で予約する
予約は、利用日の前日までに電話で行います。電話先はエイブルスポーツ交流センター(0280-22-3500)です。インターネットからの予約には対応していません。古河市のスポーツ施設予約システムも使わないので注意してください。
電話では、次の5つを聞かれます。
| 伝えること | 例 |
|---|---|
| 利用時間 | 10時〜12時 |
| 名前 | 代表者の名前 |
| 連絡先 | 電話番号 |
| 利用人数 | 2人 |
| ドローンの機体数 | 1機 |
電話の前に5つをメモしておくと、慨てずに済みます。私が予約したときは、担当の方は優しく対応してくれましたが、何を話せばよいか分からず少し戸惑いました。電話では「初めてですか?」とも聞かれたので、初めての場合はそう伝えれば大丈夫です。
当日はスポーツ交流センターの受付で手続きをする
当日は、まずエイブルスポーツ交流センターの受付に行きます。練習場へ直接行くのではなく、先に受付を済ませるのが決まりです。
受付では、「ドローン練習場(芝生の丘)」の利用申込書と誓約書に記入します。私が行ったときも、この2枚を書いた記憶があります。誓約書は、賠償責任保険に入っていることなどを約束する書類です。料金はかかりません。
車は受付の駐車場に停め、手続きのあとで練習場の近くへ移動してよい
車で行く場合は、まずエイブルスポーツ交流センターの駐車場に停めて受付をします。受付の場所はGoogleマップで確認できます。
芝生の丘は、受付の建物から渡良瀬川の堤防を越えた河川敷にあります。歩くと少し距離があるので、受付を済ませたら、車で芝生の丘の近くの駐車場へ移動してかまいません。機体やバッテリー、プロポ(送信機)を持って歩かずに済むので楽です。リバーフィールド古河の全体の位置はGoogleマップで確認できます。
トイレは、受付のあるエイブルスポーツ交流センターの建物の中で使えます。市の施設なので気軽に使えて助かりました。練習場へ移動する前に済ませておくと安心です。
飛ばす前に確認したい条件
練習場を使うには、施設のルールと航空法のルールの両方を守る必要があります。どちらも、受付の前に確認しておくと安心です。
賠償責任保険に入っている機体だけが飛ばせる
芝生の丘で飛ばせるのは、賠償責任保険に入っている機体だけです。賠償責任保険は、ドローンで人や物に損害を与えたときの賠償を補う保険です。
機体メーカーの保険のほか、個人賠償責任保険でドローンが対象になっているものもあります。自分の保険がドローンに使えるかは、事前に保険会社に確かめてください。保険の考え方は「ドローンの事故報告義務と損害賠償保険」でも解説しています。
利用は9時〜16時、営利目的は不可
利用時間は9時から16時までです。仕事の撮影や、料金を取る講習のような営利目的の利用は断られます。趣味や自主練習のための施設だと考えてください。
休館日は、第2月曜日と年末年始、施設のメンテナンスの日などです。予約をキャンセルするときも、電話で連絡します。
航空法のルールは練習場でも同じ
練習場の中でも、航空法のルールはふつうに適用されます。とくに押さえたいのは次の3点です。
- 100g以上の機体は機体登録が必要です。 登録記号の表示とリモートID(機体の識別情報を電波で発信する仕組み)も求められます。手続きは「機体登録から技能証明までの流れ」にまとめています。
- 人や物との距離を30m以上とる必要があります。 30m未満で飛ばすには、国の承認が要ります。芝生の丘の周りでは、サッカーや散歩をしている人がいることがあるので、距離に気をつけてください。
- 目視外飛行や夜間飛行には、国の許可や承認が必要です。 練習場で飛ばせるのは、機体を目で見ながら、昼間に飛ばす範囲だと考えてください。
芝生の丘は、人口集中地区(DID、国が定めた人家の密集地域)の外にあります。国土地理院の「地理院地図」で、2020年の国勢調査にもとづくDIDの範囲を重ねて確認しました。DIDは古河の市街地側に広がっていて、渡良瀬川の河川敷は含まれていません。
DIDの外で、目視できる範囲を昼間に飛ばすなら、国の許可は要りません。そのため芝生の丘では、人や物との30mの距離と、地表から150m未満の高さを守れば、かなり自由に練習できます。DIDの範囲は国勢調査のたびに見直されるので、気になるときは地理院地図で最新の範囲を確かめてください。
どんな飛び方なら許可が要らないかは、「ドローンの許可・承認が不要になる条件」で詳しく解説しています。
実際に行ってみて分かったこと
私が芝生の丘に行ったのは2025年の冬です。機体はDJI Mini 3で、ドローンを操作するのはこのときが初めてでした。
練習したのは、上昇と下降の繰り返しや、ノーズインサークルなどです。ノーズインサークルは、機首(機体の前側)を円の中心に向けたまま、円を描くように飛ぶ練習です。ネットで見つけた練習方法をいくつか試しました。初めての操作でも、広い芝生なので落ち着いて練習できました。
当日は、ほかに利用者が1人だけいました。練習場のかなり端のほうで、レーシングドローンのような機体を飛ばしていた方です。とても速く、小刻みに動いていましたが、こちらとは十分に離れていたので、まったく気になりませんでした。
実際に使ってみて、数組が同時に飛ばしても十分な広さがあると感じました。以前ここを訪れた人の体験記でも、6組が同時に飛ばしていたと書かれています。ほかの人がいても、お互いに離れた場所を選べば、落ち着いて練習できます。
行ってみて感じたことをまとめます。
- 予約の電話の前に、伝える5項目をメモしておくと安心です
- 数組が同時に飛ばしても余裕のある広さです。ほかの利用者がいるときは、離れた場所を選べば気になりません
- トイレは交流センターの建物の中なので、車で練習場へ移動する前に済ませておくと楽です
雨の日や泊まりがけで練習したいとき
エイブルスポーツ交流センターには、ドローン利用者向けの宿泊プランがあります。案内資料では、素泊まり1泊3,050円(税込、1人あたり)で、10名から申し込めるとされています。
この宿泊プランでは、天候が悪いときに隣のスポーツ施設を無料で使える特典も案内されています。グループで合宿のように練習したいときに向いています。料金や条件は変わることがあるので、利用前に交流センターへ確認してください。
よくある質問
リバーフィールド古河ならどこでもドローンを飛ばせる?
飛ばせません。古河市の公式ページでドローン練習場として案内されているのは「芝生の丘」です。練習場の外へ機体を出さないように気をつけてください。
芝生の丘の利用料金はかかる?
かかりません。古河市の公式ページでも、ドローン練習場の料金は無料と案内されています。
予約なしで当日行っても使える?
公式の案内では、利用日の前日までに電話で予約するよう求められています。当日いきなり行くのは避けて、前日までに予約してください。
国家資格がなくても飛ばせる?
飛ばせます。人口集中地区の外で、昼間に目視できる範囲を飛ばすなら、国家資格も国の許可も要りません。ただし、100g以上の機体の登録と、施設が求める賠償責任保険への加入は必要です。
100g未満の小さなドローンでも保険は必要?
施設のルールでは、賠償責任保険に入っている機体のみ使えるとされています。100g未満の機体は機体登録の対象外ですが、施設のルールは別です。予約の電話で確認してください。
雨の日はどうなる?
雨や強風の日は、機体の故障や事故のもとになるので、飛行は控えるのが基本です。予約をキャンセルするときは、電話で連絡してください。
初めてのドローンでも、無料で広い場所を使えるのが芝生の丘のよいところです。国家資格を目指している人は、実技の練習とあわせて学科の対策も進めておくと安心です。当サイトの「二等学科試験の模擬試験」では、本番と同じ50問30分の形式で力試しができます。
出典:古河市「リバーフィールド古河」「エイブルスポーツ交流センター」、エイブルスポーツ交流センター(ミズノ)「ドローン練習場の利用について」、同センター「ドローン練習場」案内資料

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